ソーシャルゲームの時代

最近すっかり携帯ゲームの代名詞となっているソーシャルゲーム。その最初期に大ブームとなった某オンラインゲーム以来、一強時代ともいうべき時期はすっかり過ぎ去りましたが、ソーシャルゲームそのものの需要はまだまだ衰えていないと言っても良いでしょう。

今多くのIT企業がスマートフォンや携帯におけるソーシャルゲームの開発に携わっています。このようなゲームの集まる総合サイト等を見ると、全体として月に何本新作が出ているのかもはや把握できないくらいの勢いです。悪く言えば粗製乱造状態な訳ですが、これはゲームとしての使いやすさ、そしてゲーム自体の寿命の短さが原因としてあります。

これらのゲームは、基本的にゲーム性というものはほとんど存在しません。「オンラインRPG」を謳っていても実際にゲームでやることといえば「ミッション」をクリックして「次へ」をクリックし続けるような作業であることがほとんどです。あくまで「ソーシャル」ゲームですから、そのシステムの肝は他プレイヤーとのコミュニケーションであるため、また、ゲームの根幹は最初に述べたような「ロワイヤル系」でおおよそ完成してしまっているためIT企業側が作るべきはグラフィックだったりプレイヤーに課金をさせるのに都合の良いシステム作りだったりするので、結果大量生産、薄利多売を目指すビジネスモデルになることは当然の帰結なのかもしれません。
このブームがいつまで続くかは分かりませんが、ソーシャルゲームそのものはそこまで変化しないままでいるであろうことは想像に難くありません。

この現状をきっかけに、ゲームを作成するプログラマ達が技術を磨いて新たな改革を実施してくれることを願うばかりです。

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